2022年6月30日

一昨日くらいにしばらく会っていない友人の本名をふと検索窓に入れたら、Twitterもブログもすぐさまヒットして、あまつさえYouTubeチャンネルまで見つけてしまい、震えた。忘れらんねえよの物真似で、ちょびっと甘ったるい気持ちになりたかっただけなのに。リターンバックがでかすぎる。まあ見つけたからには見てみる訳だが、外から見える範囲のものを見ただけで、その人が今どんな時間を過ごしているか、手にとるようにわかる気になって、自分の妄想とその人の事実がどんどんこんがらがっていく。これはよくないと思ったのでTwitterのアカウントをミュートし、少ししてやめた。共通の知人と話しているときに、万一その人の話題が出て、万一私のTwitterで検索することになったら、調べた上にご丁寧にミュートまでしていることがバレて、めちゃくちゃ恥ずかしいからである。どうでもいい!強アルカリ性の洗剤で完全に消し去ったと思っていた自意識が、つつかれてふと見下ろした脇腹にしつこくこびりついていることに気づく。やな黄色。

くたびれてウッドデッキの手すりに顎を乗せる百合の写真が撮れたので、飯を食っている時に見せたら、「何?」とつまらなそうに聞き返される。「だるそうでかわいいっしょ」と教えてあげたら「何言うてん。頑張ってるやろ」と言われてまあそうとも言える、言えるがもっとなんか他に、と苛立ち返答に詰まる。学歴フリーク気味のその人とは3年前から知り合いで、ついこないだ高校に入学したという。つい、と言ってももう3ヶ月経つのだが。私が通った大学名を教えた後からややまともに喋ってくれるようになったような気がするが、そいつが3年でちょっと大人になっただけかもしれない。

同じことをやり続ける面倒くささを引き受けないと味わえない面白さについて、身をもって実感するたび、反吐が出るほどかったるい。帰りのバスの中でめちゃくちゃかったるく、やってらんなくなり、降りたバス停の近くのスーパーでかぼちゃのベジパピコを買った。これで4日連続ベジパピコを食べている。私がベジパピコに飽きるが先か、ベジパピコが消えるが先か、この夏、目が離せない。ベジパピコは美味しい。消えないで。

ベジパピコの殻を捨てたら、もう一本に手が伸びそうになったので、食べちゃわないようにスマホをいじって、はてブロを新しく開設した。てか実際友達のブログをみつけた影響がかなりでかい。相変わらず自分は恥ずかしいやつなのだと、こうやって書いてみたからわかる。